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あらすじ

1年生編

 私立桜が丘高校に入学した田井中律は一緒に入学した幼馴染の秋山澪と共に軽音楽部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。その後、合唱部の見学に来るつもりで間違えて軽音楽部に来てしまった1年生の琴吹紬は、律と澪の掛け合いを聞いているうちに彼女達を気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。 そんな中、1年生の平沢唯は何か部活に入ろうとするが何も思いつかず、2週間もの間入部届を書けずに日々を過ごしていた。そんな時、軽音楽部の存在を知った唯は「軽い音楽って書くから、簡単なことしかやらない(口笛とか)」と思い入部届を出してしまう。本来の活動内容を知って自分にはバンドはできないと思い、入部を取り消してもらおうと部室に訪れた唯だったが、3人の演奏を聴いて心を動かされ入部を決意。 こうして集まった4人は唯の楽器購入を手始めに、練習・合宿・学園祭とゼロからの音楽活動を行っていく。


2年生編

 1年次に桜が丘高校の教師・山中さわ子を半ば強制的に顧問に迎えた軽音楽部は2年生となり、新入生を獲得するため勧誘活動を開始。しかしさわ子発案の奇抜な勧誘活動と普段のだらけぶりが逆効果となり、新入生の足は遠のくばかり。 そんな中、同校に入学した中野梓は軽音楽部に興味を抱き、唯達の新歓ライブの演奏に感動して、軽音楽部に入部することになった。しかし、普段の軽音楽部の雰囲気を知った梓は、真面目な部活動をしたいという真剣な思いとの落差にあ然とし、戸惑ってしまう。最初はその緩い雰囲気に反発していたが、先輩達4人と過ごすうちに、彼女らの素顔を知り、結束を固めていく。2年目にして「放課後ティータイム」というバンド名をつけた軽音楽部の学園祭のライブでは、唯が風邪を引いてしまうというハプニングを迎えたものの、全員揃って出演することに成功するのだった。


3年生編

 生徒会長兼秋山澪ファンクラブ会長・曽我部恵の澪へのストーカー騒ぎがあった3学期後、唯、澪、律、紬は3年生に、梓は2年生に進級した。勧誘活動を開始したものの、効果は実らず、新入生は一人も集まらなかった。しかし梓は部内の結束力を実感し、5人は現状維持のまま、緩やかな部活動を継続させていく。 そんな中、高校生活も残り1年となった唯、澪、律、紬は卒業後の進路を決めなければならないという岐路に立っていた。澪と紬は大学進学を選ぶが、唯と律は進路を決められずにいた。学園祭ではクラスの出し物の演劇『ロミオとジュリエット』で澪がロミオ、律がジュリエットという普段のキャラと正反対の役を演じることになり四苦八苦しながらも無事に乗り切り、前年までハプニング続きだった学園祭ライブも、さわ子発案のサプライズもあり、成功を収めた。 やがて推薦入学を狙っていた澪が「みんなと同じ大学に行きたい」と考えたため、唯、律と共に紬の志望校であるN女子大学への進学を決める。そして軽音楽部は3年生の卒業、そして梓との別れへと時が進んでいく。


登場人物

平沢 唯(ひささわ ゆい)
  -マイペースで天然なドジっ娘

パートはリードギターとボーカル。ライブではMCも担当。軽音楽を「軽い音楽」だと勘違いして軽音楽部に入部。勉強も運動も苦手で、楽器演奏も全くの初心者だったが、意外にも非凡な才能を発揮する。愛用するギターのことは「ギー太」と呼ぶ。甘いモノが好き。使用しているギターは、
ギブソン、Epiphone Les Paul Standard Plus Top HS
■声:豊崎 愛生

秋山 澪(あきやま みお)
  -真面目で成績優秀、プロポーションも抜群

腰までの長い黒髪が特徴。パートはベース。文芸部入部志望だったが、律が強引に軽音楽部へ引き入れた。クールで大人びていてプロポーションもよいが、本性は繊細で怖がり。曲名と作詞を担当しているが、センスは非常に独特である。左利きで、ベースもレフティ仕様。ベースの腕はかなりのもの。
使用しているベースは、FENDERのジャズベース。型番は「JB62/LH/3TS」
■声:日笠 陽子

田井中 律(たいなか りつ)
  -黄色いカチューシャが目印のけいおん部部長

愛称は「りっちゃん」。軽音楽部部長で、パートはドラムス。ショートカットにカチューシャをしている。大雑把で豪快な性格で、「指でちまちまする」ような楽器が苦手という理由からドラムを選んだ。幼稚園時代からの幼馴染である澪をよくいじり、その度に拳骨で制裁を受ける。ナレーション喋りや、他人の声色を真似るといった妙な特技がある。使用しているドラムは、
YAMAHA ヤマハ / Hipgig シンバルセット(メローイエロー)
■声:佐藤 聡美

琴吹 紬(ことぶき つむぎ)
  -おっとり温厚な大企業の社長令嬢

愛称は「ムギ」。太い眉が特徴。パートはキーボード。4歳のころからピアノを習い、コンクールで入賞したこともある。合唱部入部志望だったが、澪と律の勧誘を受けて軽音楽部に入部した。大企業の社長令嬢で、温厚でおっとりした性格。部室にある高価なティーセットやお菓子も彼女が持ち込んだもの。
使用している楽器は、KORG TRITON EXTREME 76
■声:佐藤 聡美

中野 梓(なかの あずさ)
  -ツインテールの新入生

軽音楽部の新入部員にして唯一の後輩。唯の妹の憂とは同級の友人。パートはリズムギター。小学生の頃から両親の影響で始めたギターは、かなりの腕前。新歓ライブに感動し、特に唯の演奏に憧れ入部した。始めは部の緩んだ雰囲気に反発するも、徐々に馴染んでいく。真面目な性格で、澪と同じく部内のイジられ役。唯からは「あずにゃん」の愛称で可愛がられる。使用しているギターは、Fender Japan フェンダージャパン Mustang MG65 Dakota Red (DRD)
■声:竹達 彩奈

山中 さわこ(やまなか さわこ)
  -軽音楽部の顧問OG

愛称は「さわちゃん」。物腰柔らかな美人で生徒に人気があるが、それは猫を被った姿であり、本性はお調子者で子供っぽい。趣味はコスプレ衣装作り。ヘヴィメタルをやっていたという秘密の過去があり、唯達にそれを知られたことがきっかけで顧問を渋々引き受けた。ギターの腕は確かなもの。使用しているギターは、
Limited Edition 1958 Korina Flying V Alpine White
■声:真田 アサミ

平沢 憂(ひらさわ うい)
  -唯とは対照的な1つ年下の妹

梓とは友人。外見以外は姉と対照的で、真面目で礼儀正しく、学業も家事も万能。好きなことは姉の面倒を見ることで、唯の笑顔を見ることに幸せを感じている。成績も優秀で、姉である唯に勉強を教えたりすることも。折々軽音楽部の活動をサポートする。連載コミック、きららキャラットから、判別すると、
使用しているギターは、フェンダー・ストラトキャスターと見られる。
■声:米澤 円

真鍋 和(まなべ のどか)
  -頭脳明晰な生徒会役員

茶色いショートヘアと太枠メガネが特徴。唯の幼馴染で、唯に部活動を薦めた本人。唯のよき理解者で、保護者的立場で見守ってくれている。頭脳明晰で、生徒会役員を務め、3年生時には生徒会長に就任する。唯以外の軽音楽部員とも1年生時のクリスマス会以降親しくなり、特に同じような気苦労を抱える澪と意気投合した。常にクールだが、怒ると怖い面も。
■声:米澤 円

鈴木 純(すずき じゅん)
  -憂と同じ中学出身の友達で、後に梓とも親しくなる

髪は焦茶色のショートカットで、髪型は両側を上に縛ったお団子風のツインテール。軽音楽部入部希望だったが、部の独特な雰囲気に圧倒されて断念。その後、憂や梓を通じて軽音楽部と関わるようになる。アニメではジャズ研所属。
■声:永田 依子